現役介護職員(介護福祉士)による、介護職員のためのホームページ。
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 実録!特別養護老人ホーム
  特別養護老人ホームに勤め始めて8年目。
  社会的にも問題になっている介護職員不足
  うちの施設でも人員不足が慢性化しております。でも問題はそれだけじゃない。
  そんな老人ホームの実態を自分の経験を通して、コラム形式で語らせていただきます。
  ※サイト版では加筆修正を加えている場合があります、ご了承ください。
  
 

NO.18   短期入所(ショートステイ)は儲からない!?  3月 31日 配信

    介護保険サービスの一つとして、ショートステイ(短期入所)というものがあります。

    在宅で暮らしている要介護の方が、短期間だけ施設を泊まりで利用するものです。

    うちの施設にもショートステイ(短期入所)棟が併設されていて、
    夜勤ではショートステイの方も見なければなりません。
    ショートステイを利用する人数はその日によってバラバラで、
    5人と少ないときもあれば、満床の15名のときもあります。

    お察しのとおり、その日のショートステイの利用人数によって、夜勤業務の
    大変さが全然違ってきます。
    自立の人が少なく、トイレ誘導の方やオムツ交換の方、徘徊がひどい方、
    要するに(言い方はとても悪いですがあえて言わせてもらうと)手のかかる方が
    多いとそれだけ時間がかかってしまいますし、食事に関しても介助する方が
    多いとそれだけ業務は大変です。

    朝食時は夜勤職員が1人で見なければいけないので、介助の方が3人以上いる日には
    本当に手が回りません。
    ましてや特養の人と違ってショートステイの方は普段あまり関わりの少ない方たちなので、
    対応の仕方がよくわからないことがあります。

    朝食時になると夜勤者は満身創痍で立っているのがやっとな状態。
    そんな状態でも事故のないよう、ショートステイでは特に気をつけなければなりません。

    やはりこちらとしてはショートステイの人数が少ない方が肉体的にも精神的にも「楽」です。

    でも、施設の経営面からすれば良くないことです。
    経営的には常に満床が望ましいのですが、そんなことになったら僕たち死んじゃいます。

    先ほど述べたように、ショートステイの利用人数は日によってばらつきがあります。
    経営的にも常に8割以上の利用はキープしておきたい。
    でも少ない日も出てきてしまう。
    収益にばらつきが出てきてしまうということです。

    うちの施設では収益をいかにあげるかを熱心に考えていて、ショートステイのベッド数を
    減らして特養のベッドを増やそうという計画が持ち上がっています。
    確かにそうすれば前よりは安定した収益が得られます。利用者の定数が増えれば
    配置する職員の数も増やさねばならず、夜勤の人数も増えることになるので、
    僕たちにとっても悪い話ではないのですが(
)、
    対外的にはあまりよろしくない計画であるといえます。

    ショートステイの役割というのは地域支援の目的が強いからです。
    地域に根ざした施設であるためには、収益が多かろうが少なかろうがある程度の
    ショートステイ「枠」を確保していなければなりません。
    それが施設の経営のために縮小されるっていうのは、やはりよろしくないことなんだと思います。

    ましてやうちは今のところ(将来はわかりませんが)公設民営の施設。
    「経営を安定させるためにショート少なくします」なんて言ったらお役所の人から
    なんて言われるやら。

    おそらく近い将来うちの法人は指定管理制度のあおりを受けて市から縁を切られる
    運命にあります。
    そうなったときに生き残っていけるようにとの考えでこういう計画を考えているんだと
    思いますが、やっぱりどうなんでしょうか。

    難しい問題です。

    とここまで単なる現場の介護職員があれこれ書いてしまいましたが
    まぁ現場の目線から見て感じたことということで、勘弁してください☆


    おしまい

    
※・・・よくよく考えたら夜勤の職員を増やすといってもこの人員不足の中どうやって
        夜勤の職員数を確保するんだっていう話ですよね(汗。


  

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